座右の書
とある本によると、人は成長するきっかけが3つあるらしい
「良い人」と「良い本」と「良い旅」だ。
確かにそうか、と思う。
つまりは「環境」と「努力」と「経験」なのだろう
ここではそのなかの「いい本」について書く
恐らく、その人それぞれに「座右の書」「自分の軸となる本」があるのではないか
それは偉人伝かもしれないし、自己啓発本かもしれないし、エッセイや漫画かもしれない。種類はさまざまだが、なにかしら影響をうけた本はあると思う。
自分はその人それぞれの「自分の軸となる本」が気になる。
その人は何を軸に考えているのか、何を大切にして生きているのか、その人の信条は何なのか、何を目指しているのか
その人の「座右の書」は、その人の本質を知るのにとても参考になる
だからいろんな人の「座右の書」を知りたい
つまりは、その人の人生を知りたい。その人の本質を知りたいのである。
では、自分の「座右の書」は何なのか
一つは「論語」であり、もう一つは「世界最強の商人」である。
なかでもオグ・マンディーノ著の「世界最強の商人」は社会人になってこの本と出合えて良かったと思う。
内容は、ビジネスマンとして 人としてどのようにして生きていけば良いかが具体的に記されている。中でも「私は今日という日を心からの愛をもって迎える」という節を読んだときには道が開けたような気がした。「あぁ、これだったんだ。」と。それまで「どう生きればいいのか」「どうしたら人を幸せにできるのか」「どうしたら幸せになれるのか」を探していろんな本を読んでいたが、その答えがこの本のこの節にあった。
その気付きを忘れないために毎日繰り返しその節を読み返した。
それがあって今の自分があると思う。もちろんこの書だけでなく、いろんな書からも気づきを得たし、素晴らしい仲間、大切な家族に支えられ、気づかされて今の自分がある。その中でもこの本の存在は大きい。
自分は出会う人すべての人に対して心からの愛を伝える。
その人の素晴らしい資質を見出し、高らかに称賛する。
どのような人でも褒められるべき資質が備わっているのだから。
そして、すべてを承認する。その人はその人しかいない。その人の存在は非常に尊いものであることを伝える。それは言葉でなくても、表情や仕草、声で伝えることができる。
すると、その人との間で繋がるものができる。これは友人や上司、家族や仕事の取引先など、すべての人に対して行うことができる。
そして何より、自分を愛することができる。自分で自分を承認することができる。
この「心の平和」こそが自分の求めていた幸せだと感じた。
そして、この感覚を多くの人にも感じてほしいと思って今 ここに記している。
もっと影響力をつけて、思い悩む人がいたらそっと寄り添い、共に気付けるような、そんな人になりたい。